患者プロフィール
- 年齢: 35歳
- 性別: 女性
- 職業: デスクワーク(1日8時間以上)
- 主訴: 慢性的な肩こり、首の張り
初回評価
症状の経緯
5年以上前から慢性的な肩こりに悩まされていました。マッサージや整体に通っても一時的な改善のみで、すぐに元に戻ってしまう状態が続いていました。
NJM評価
| 要素 | 評価結果 |
|---|---|
| N(神経) | 頸部神経の滑走性低下、斜角筋周囲の神経絞扼 |
| J(関節) | 頸椎C4-5の可動域制限 |
| M(筋膜) | 僧帽筋上部、肩甲挙筋の過緊張 |
施術アプローチ
第1フェーズ:神経モビライゼーション
まず、腕神経叢の滑走性を改善するためのアプローチを実施しました。
- 斜角筋間隙のリリース
- 神経滑走エクササイズの指導
- 自律神経調整
第2フェーズ:関節モビライゼーション
神経の滑走性が改善した後、頸椎の関節可動域を回復させました。
第3フェーズ:筋膜リリース
最後に、過緊張していた筋膜のリリースを行いました。
結果
| 回数 | 改善状況 |
|---|---|
| 1回目 | 施術直後から肩の軽さを実感 |
| 3回目 | 日常生活での肩こり頻度が50%減少 |
| 5回目 | 週1回程度の軽い張りのみ |
| 8回目 | ほぼ症状なし、セルフケアで維持可能 |
考察
この症例では、従来の筋肉へのアプローチだけでは改善が見られなかった理由として、神経の滑走性低下が根本原因であったと考えられます。
NJMメソッドでは、まず神経系の問題を評価・改善することで、筋膜や関節の問題も連鎖的に改善されることが多くあります。
セルフケアのポイント
患者様にお伝えした自宅でできるセルフケアです:
- 神経滑走エクササイズ(1日3セット)
- 姿勢チェック(1時間ごと)
- 肩甲骨の運動(朝晩各10回)