夏から秋にかけて抜け毛が増えるのはなぜ?——季節性の抜け毛を鉄・亜鉛・たんぱく質で立て直す分子栄養学
夏の終わりから秋にかけて、シャンプーやブラッシングで抜け毛がドッと増える——多くの人が経験するこの「季節性の抜け毛」には、紫外線・夏の栄養消耗・ヘアサイクルが関わっています。鉄(フェリチン)・亜鉛・たんぱく質という視点から、抜け毛が増える時期を内側から整える分子栄養学的アプローチを解説します。

「夏の終わり、急に抜け毛が増えた」のは気のせいではありません
夏も後半に差しかかると、シャンプーのときに指に絡む髪・排水溝にたまる毛・ブラシに残る量が、急に増えたように感じる——。
これは多くの人が経験する「季節性の抜け毛」です。動物が季節で毛が生え変わるのと近い現象で、人でも夏の終わりから秋にかけて抜け毛が増えやすいことが知られています。一時的なものが多いのですが、もともと栄養が足りていない人ほど、抜ける量が多く・回復が遅くなります。
つまり、季節の波そのものは止められなくても、髪をつくる材料を満たしておけば、抜け方も生え方も変わってくるということです。
3行でわかるポイント: 髪には「伸びる→抜ける→また生える」というヘアサイクルがあり、夏の紫外線・発汗・食欲低下による栄養消耗が重なると、抜ける毛(休止期)の割合が増えます。髪の材料はたんぱく質、その合成と頭皮環境を支えるのが鉄(フェリチン)・亜鉛。ここが満ちていれば季節の抜け毛は乗り切りやすくなります。
なぜ夏の後に抜け毛が増えるのか——3つの理由
【季節性の抜け毛が起こる背景】
① 夏の紫外線
頭皮・毛根が酸化ダメージを受ける
② 夏の栄養消耗
汗でミネラル流出+食欲低下でたんぱく質不足
③ ヘアサイクルのリズム
夏に休止期へ移った毛が、夏の終わり〜秋に抜ける
↓
抜け毛が一気に増えたように感じる
頭皮は、体の中でもっとも紫外線を浴びる場所のひとつ。夏のあいだに受けたダメージと栄養の消耗が、少し遅れて秋の抜け毛として表れるのです。
髪の材料は「たんぱく質」——まず土台を切らさない
髪の主成分はケラチンというたんぱく質です。たんぱく質が不足すると、体は生命維持に必要な臓器を優先するため、髪は後回しにされます。ダイエットや夏の食欲低下でたんぱく質が減ると、髪は細く・抜けやすくなります。
夏はそうめん・冷たい麺・アイスなど糖質に偏りがち。たんぱく質(肉・魚・卵・大豆)が不足しやすい季節だからこそ、髪の土台が揺らぎます。
髪の合成を支える栄養①——鉄(フェリチン)
鉄は、髪をつくる毛母細胞に酸素を届け、たんぱく質からケラチンを合成する過程を支えます。とくに見落とされやすいのが「フェリチン(貯蔵鉄)」。血液検査の貧血の数値が正常でも、貯蔵鉄が枯れていると髪に回す鉄が足りません。
女性は月経で鉄を失いやすく、抜け毛・髪のボリュームダウンの背景に鉄不足が隠れていることが多くあります。夏は汗からも鉄が失われます。
髪の合成を支える栄養②——亜鉛
亜鉛は、**髪の主成分ケラチンの合成と、細胞分裂(毛の成長)**に欠かせないミネラルです。汗とともに失われやすく、夏は不足しやすい栄養。亜鉛が足りないと、髪の成長が滞り、抜け毛が増えやすくなります。
【髪をつくる材料の流れ】
たんぱく質(材料)
↓ 鉄・亜鉛・ビタミン群(合成を助ける)
ケラチン(髪の主成分)
↓
太く・抜けにくい髪
たんぱく質・鉄・亜鉛は、どれか一つでも欠けると髪づくりが滞るチームです。
今日から試せる超簡単レシピ
「髪を育てる一皿——あさりとほうれん草の卵とじ」
【材料(1人前)】
・あさり(むき身or水煮) 50g(鉄・亜鉛・ビタミンB12)
・卵 2個(たんぱく質・ビオチン)
・ほうれん草 2株(鉄・葉酸・ビタミンC)
・しらす 大さじ1(亜鉛・たんぱく質)
・しょうゆ・だし 適量
【作り方】
だしであさりとほうれん草をさっと煮て、
溶き卵を回し入れ、半熟で火を止める。しらすを散らす。
【ポイント】
・あさり=鉄・亜鉛・B12がそろう髪の味方
・卵=良質なたんぱく質とビオチン(髪・頭皮に関わるビタミン)
・ほうれん草のビタミンCが鉄の吸収を助ける
・夏に不足しがちなたんぱく質を、冷たい麺にこの一皿を足すだけで補える
頭皮の紫外線対策も忘れずに。帽子・日傘で頭皮の日焼けを防ぐだけでも、秋の抜け毛は軽くできます。
食事だけでは補いにくい方へ——サプリメントの活用
① レイズ WPIホエイプロテイン——髪の材料「たんぱく質」を確実に
髪の主成分はたんぱく質。夏の食欲低下や糖質偏りで不足すると、髪は細く抜けやすくなります。WPIは余分な糖や脂質を抑えて吸収のよいたんぱく質を補えるので、食が細る夏の土台づくりに向いています。
Biochemical Solution
REYS
WPIホエイプロテイン
WPI(ホエイプロテインアイソレート)。乳糖不使用・高純度タンパク質。筋修復・神経髄鞘再生のアミノ酸供給源。卵子・精子の細胞膜材料(アミノ酸)補給にも。
※ 本リンクはアフィリエイトリンクです。推奨は生化学的エビデンスに基づく個人的見解であり、特定疾患の診断・治療を目的とするものではありません。
② ニューサイエンス 亜鉛——ケラチン合成と毛の成長の土台
亜鉛は髪の主成分ケラチンの合成と、毛の細胞分裂に欠かせません。汗で失われやすく夏は不足しがち。抜け毛が気になる季節に、たんぱく質と一緒に意識したいミネラルです。
Biochemical Solution
ニューサイエンス
亜鉛(高吸収型)
山田豊文先生監修。高吸収型の亜鉛。300種以上の酵素補因子として免疫・DNA修復・精子形成に必須。IgE産生を下方制御し花粉症などのアレルギー反応を緩和。
※ 本リンクはアフィリエイトリンクです。推奨は生化学的エビデンスに基づく個人的見解であり、特定疾患の診断・治療を目的とするものではありません。
③ カリフォルニアゴールドニュートリション オメガ3——頭皮環境を内側から整える
EPA・DHAは体内の炎症のバランスを整え、頭皮の血流・環境を内側から支える方向に働きます。紫外線ダメージを受けやすい夏の頭皮の土台づくりに。
Biochemical Solution
California Gold Nutrition(iHerb)
Omega 800 超高濃度オメガ3フィッシュオイル
kd-pur®トリグリセリド型オメガ3。EPA480mg・DHA320mgを1粒に高濃縮。細胞膜リモデリング・抗炎症メディエーター(PGE3・LTB5)産生を通じて慢性炎症を抑制。
※ 本リンクはアフィリエイトリンクです。推奨は生化学的エビデンスに基づく個人的見解であり、特定疾患の診断・治療を目的とするものではありません。
まとめ
| 季節性の抜け毛のサイン | 体内で起きていること | 対策 |
|---|---|---|
| 夏の終わりに抜け毛増加 | 紫外線ダメージ+ヘアサイクル | 頭皮の日焼け対策+栄養 |
| 髪が細く・コシがない | たんぱく質不足 | 肉・魚・卵・プロテイン |
| ボリュームダウン(女性) | フェリチン(貯蔵鉄)不足 | 鉄+ビタミンC |
| 髪の成長が遅い | 亜鉛不足 | 亜鉛+たんぱく質 |
季節性の抜け毛は、多くが一時的なもの。ただし材料が足りていれば抜け方も生え方も変わります。夏の紫外線対策と、たんぱく質・鉄・亜鉛を切らさない食事で、秋の髪を守っていきましょう。
本記事は教育目的の情報提供です。抜け毛が長期間続く・地肌が透ける・円形に抜けるなどの場合は、自己判断せず皮膚科(毛髪外来)にご相談ください。
監修:大黒 充晴(柔道整復師(国家資格) / 杏林アカデミー(杏林予防医学研究所)上級講座修了 / JALNIマスター講座修了者 / 臨床歴23年)/ 編集:NJM編集部
LINE FREE CHECK
まずは無料で、自分の不調タイプを確認しませんか?
疲れ・朝のだるさ・食後の眠気・甘いもの欲など、今の状態に合わせて読むべき内容をLINEで受け取れます。 登録後に不要な個別相談へ誘導する設計ではありません。
無料診断、セルフケアの基本、7日間リセットプログラムの案内を必要な順番でお届けします。


